2002/8/19 更新

<徒然 シドニー>



サーキュラーキーより望むオペラハウス

わずか3泊5日で行ったシドニー。
親切な人々と壮大な大地に触れ、感動して帰ってきました。
今回は私なりに感じた事を纏めてみました。
(2002/6/12〜6/16)




<出発前に>

早め成田に向かい、新滑走路(16L/34R)周辺を見学。
雑誌に載っていたポイントを車で探すが、なかなか見つからない。
と言うより、本当に地上からは滑走路が見えにくい。
写真を撮るのは難しそうだ。

諦めてANA成田ホテル前の「SUNパーキング」に車を預ける。
空港にも駐車場はあるが、まだまだ高い。
ここは一度利用すると、次回から更に割引料金。空港への送迎も迅速。
最大のメリットは・・・JALのマイルが溜まること。(400マイル)

なお搭乗までは、カード会社のラウンジを利用。
最近、駐車場ビルから本館4Fに移動。
個人的には前の方が良かったかな。ビールも無くなっちゃたし。



統合されたカード会社のラウンジ。



<シドニーへのフライト>

今回はJALのマイルを使用。
但し、成田利用料とオーストラリア税は必要。(約9,000円)


ゲート(B72)について驚いたが、ディズニーシー号(B747-400)で有った。
JALの50th特別塗装機に乗るのは初めて。ケド中は至って普通。
マリンジャンボ(古い?)の様かと思ってたのに・・・



これでTDS号って分かります?


アナウンスされた飛行時間は9時間。
けど今日はガラガラ。ゆったり出来そう。

定刻21:10発。21:30にRwy34Lを離陸。
しばらく北向きに飛んだ後大きく右旋回。 けど真っ暗で何処を飛んでいるのやら。
で、活躍するのがこの画面。
この機には全席に個人TVが付いており、ナビ画面・映画・機外風景映像が見られる。


八丈島付近。巡航高度のFL350に入った頃です。


およそ3時間でグアムを通過。
更に2時間弱で赤道通過となるが、このころから飛行機が大きく揺れだした。
旅行誌にも書いてあったが、赤道付近は決まって揺れるらしい。
丁度機内の散歩をしていた私は、着席のサインであわてて席に戻る。


赤道を越えまもなくポート・モレスビー。


離陸から7時間でケアンズ沖を通過。東の空が明るく成ってきた。
シドニーまで後2時間。


丁度グレート・バリア・リーフ付近です。



長距離便でこういう情報は便利です。


眼下にはグレートバリアリーフが見えるはずだが、まだ地上は真っ暗。
到着前の朝食を食べ終わる頃には日も上がり、眼下には広大な大陸。
快晴のシドニーには、ほぼ定刻の7:35に到着した。(時差+1時間)

なお着陸前に機内で消毒スプレーの散布があると思っていたが行われず。
今は規則が変わったのかな?



<出入国>

複数のビザがあるが、私はネット申請できる電子ビザを事前に取得。(20AUD)
入国審査は成田チェックイン時に貰ったEXPRESS カードにより、数分で終了。
ツアーの人はかなり待たされたようだ。

その後は荷物の受け取り。
ここでは麻薬探知犬が、乗客の間を所狭しを歩き回っている。
意外に可愛い犬だった。

そして税関による持ち込み荷物検査。これは厳しかった。
決して待たされることは無いが、検査は念入りに行われた。





<お金>

通貨はオーストラリアドル。(以下AUD)
成田での換算レートは現金は80円/AUD。T/C(トラベラーズチェック)は73円/AUD。
つまりT/Cの方が断然有利。と言うことで、T/Cで持っていった。

が、失敗!なかなかT/Cが使える店が無い!
現地のJCBプラザによると、アメリカのようにどこでも使えないらしい。
と言うことで、到着日は夜ホテルにつくまで無一文(?)で過ごしました。

そうそう忘れちゃいけないのが、消費税ならぬGST。10%ほど課税される。
一般の表示価格は「込み・抜き」バラバラ。

なお大きな買い物はクレジットカードが便利。
JCBは使える所が少ないが、VISAならまずOK。
換算レートも70円/AUDでしたので、一番お得ですね。



<道路事情もろもろ>

今回はAVISのレンタカーを利用。空港で貸出・返却。
日本で申し込んだ。もちJALマイルの対象。(150マイル)
料金は丸3日間で約300AUD。ガソリンは30リットルで26AUD。


借りた車は一番安い三菱のランサー。


オーストラリアは英国文化を引き継ぎ、左側通行。とても走りやすい。
信号はアメリカ式に似てるが、見てれば直ぐ分かる。
車の運転マナーはすこぶるGOOD。黄色信号で、皆サッと止まる。
なお左折は、アメリカ式に一時停止し安全確認すれば曲がれるトコが多い。

道路はまあまあの整備状況。
シドニー空港を中心に、市街地と郊外のバンクスタウン空港を行き来したが、
道は分かりやすい。
ただ地図を見ずに運転していた私は結構道に迷うハメに。
地図はちゃんと見ましょう。
因みにシドニー空港から市街(CITY)へはR1。
郊外へは有料(3.5AUD)の高速道路:M5が便利でした。


R1は空港の下をくぐります。この上は滑走路34L。



<日本語>

シドニーは英語。
それも米英語とは発音が異なるので、聞き取りが大変。
代表的な例は、DAY:ディをダァイと言う。

市内は元より殆どの場所で日本語は通じない。
こんな時は前述のJCBプラザ。JCBカード会員なら無料で利用可。
日本人の話せるスタッフが情報収集はもちろん予約代行もしてくれる。
賢く利用しましょう。



<一般観光>

是非とも行きたかったのが水族館と動物園。

フライト終了後、シドニー市内に戻ってきたのは18時過ぎ。
幸い水族館はホテルから徒歩10分の場所。

入館料はJCBカードで払うと10%OFFの約20ドル。
館内は薄暗く最初は小魚のブース。かなり珍しい種類が居る。
そのうち巨大なプールにワニ!全長は4メートルはあろうか。
上からも覗けるよう、脇に階段が設置されている。
しかしお休み中のようで、ずっと目を閉じていた。


でっかいワニでした。

後半になると長いスロープを下って大きな水槽の中をトンネル
が掘ってあるかのように歩ける。
魚種は豊富。小魚から大型のサメまで何でもいるよう。
面白かったのはトンネルの上でサメやエイが休憩してること。
魚の腹部が丸見え。姿も滑稽で面白かった。


お昼寝中・・・!?


最後は大水槽。
側面から見るだけだが、変わった魚種が多くなかなか面白い。
シーマンのような人面魚もおり、一人笑ってしまった・・・


座って見られるようになってます。


次に動物園。正式名称はタロンガ動物園。カンガルーが目的。
天気は快晴。サーキュラーキーからフェリーで行く。
往復のフェリー代と入園料がセットで販売。約28AUD。


フェリーは30分おきに出発。揺られること15分で動物園着。

山の斜面に沿って作られており、まずはスキー場のようなゴンドラで山頂へ上がる。


動物園のフェリー乗り場に着きました。



ゴンドラに乗って頂上へ。


案内所で日本語のガイドブックを貰い、一目散にカンガルーの所へ。
(1時間しか時間が無かった)

小さいカンガルーのコーナーは、放し飼いされている柵中に入れ間近で見られる。
意外に皆さん寝ており、独特の姿勢は見られず。。。ちょっと残念。


まずは子供のカンガルーから。


次は大きいカンガルーのコーナー。今度は柵の外からの見学。
そしたらちゃんと立ってました。あの姿勢で。
意外だったのが同じ柵内にダチョウのような鳥が入れられており、
カンガルーに追っかけられていた。
どういう意図が有るのか・・・分かりません?



ダチョウ???


後はKIDSのふれあいコーナーが面白かったかな。
鶏、山羊、馬???、その他いろいろ。


久々に童心・・・


時間が無くなり再度フェリーへ。
帰りはジェット船。僅か5分で帰着。
船上から眺めるオペラハウス、シドニー橋は壮観な眺めでした。


動物園からサーキュラーキーへ。



シドニー橋では名物の橋渡りツアー・・・



<ホテル>

今回は初訪問なので、念のためJALを通じて予約。
3泊中、最終日は朝が早いのでシドニー空港近くのホテル。
残り2泊はシドニー市内にした。



 〜初日〜



初日はビジネス街のど真ん中、サーキュラーキーも近いル・メリディアン。
JALお薦めのホテル。マイルもしっかりゲット。
JAL乗務員の定宿にもなっているようだ。
スッチーさんに会いたい方は是非♪♪

ただビジネス街にあるので、遊び目的では今一かな?
落ち着いた雰囲気でした。
・朝食:33AUD。
・駐車場代:33AUD。


ル・メリディアン。坂の途中に有ります。



 〜2日目〜



次の日はハイドパーク(東京なら日比谷公園?)に面した
シェラトン・オン・ザ・パーク。

ロビーもゆったりしており、何となく落ち着く。隣にはシドニータワー。
ダウンタウンも近く、飲食店、観光名所も周りに多い。
サーキュラーキーへも目前の電車で一駅。(数分)
お薦めである。(きっぱり)
・朝食:30AUD。
・駐車場代:25AUD。


シェラトン・オン・ザ・パーク。



ホテル前のハイドパークにて。



 〜3日目〜

最終日は朝が早いので、空港近くのスタンフォード。
成田空港の廻りに沢山有るホテルのイメージ。お値段も安め。
特筆なのが、部屋からシドニー空港を離発着する飛行機が望めること。
特にRwy34Rのほぼ真正面なので、離陸する姿は壮観。
飛行機が好きな方にはお薦めである。
・朝食:8〜20AUD。
・駐車場代:無料!


スタンフォード・シドニー空港ホテル



部屋からの風景。これはカンタスのハンガーです。



滑走路も見えます。大韓の34Lへの到着です。



<出国及び成田へのフライト>

成田行きは9:30の出発。空港でレンタカーを返却。
チェックイン後、出国ゲートで手続き。
ここでカードにいろいろ記入するのだが、英単語をど忘れしちょっと焦った。
occupation:職業ですね。

その後はセキュリティー。
最近ハワイなどでは長時間待たされるのだが、ここはあっという間。
ただ検査はかなり厳しい。


PBB(搭乗橋)にて。


帰路便はほぼ満席。スッチーさんも大変そう。
離陸後2時間弱でグレートバリアリーフが見えてきた。
素晴らしい景観。
次回はケアンズかな???むふふ。



綺麗な眺めでした。


基本的なルートは往路と同じ。
この後ポート・モレスビーを通過し、更にグアム。
次の写真はグアムのアンダーソン空軍基地。
グアムで飛ぶときは、良くローパスしましたデス。
(真下カメラ映像)


グアム島のアンダーソン空軍基地。


そしていよいよ日本が近づいて来ました。
東京の南1000kmに位置する小笠原諸島。
成田まであと1時間余り。何となく安堵感が漂ってきました。


多分・・・父島列島かな。



<番外編 その1> 〜ツケで食事〜

シドニーにはT/C(トラベラーズチェック)を持っていった。
つまり到着時、現金はゼロ。
どこかでT/Cを使い、お釣りで現金を得ようとのいつもの考え。
が、どこでも使えない。空港はおろか町中の大きな店でも!

時刻は昼時。
腹を空かして有るカフェでT/Cが使えるか聞くが、やっぱダメ。
が、見かねた主人が、明日も来店するならその時でも良いよとの返事。
私は身長186cmの大男。見かけは怪しい日本人?
それでもその店の主人は疑いもなく、受け入れてくれた。
とても嬉しい出来事であった。


<番外編 その2> 〜いきなり窓拭き〜

レンタカーにて信号待ち中、突然男が現れスプレーとハンドワイパーで窓拭きを始めた。
一瞬戸惑ったが、どうやらホームレスのようだ。
一種の押しつけ商売だが、なかなか綺麗に磨き上げる。(ちょい感心)

が、生憎まだ現金が無かった時。
「お金無いよ」と言ったら、何も言わず行ってしまった。
ちょっと申し訳無かったような。
相場は幾らぐらい何だろう?


<番外編 その3> 〜どこでも横断歩道?〜

車の運転マナーは極めて良い。
が、最悪なのが歩行者。どこでも横断する。田舎道でも都会でも。
酷かったのは郊外の広い幹線道路。
渡りきれず僅かな中央分離帯で車が途切れるのを待つ人が多いこと。
レンタカーの私には時限爆弾が歩いているようで、恐怖な存在であった。



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